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俵山温泉について – たわらやまの旅と未来会議

俵山温泉について

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1.俵山温泉の由来

俵山温泉は、湯田、川棚、湯本に並ぶ、山口県四大温泉地の一つ。能満寺(俵山温泉から東に2km先にある真言宗のお寺)並びに、俵山八幡宮の由緒書によると、俵山温泉は平安時代中期(約1100年前)に発見されている。俵山はもともと「たわ・だた」と呼ばれており、その由来は、「たわんだ(ゆがんだ)山の鞍部(あんぶ:くぼみになっている箇所)、峠のあるところ」という中国地方の方言による。

元々俵山エリアは不通山と呼ばれていたが、開拓民の流入と温泉の発見により日本有数の温泉地となり、1727年には二十二軒の湯町屋敷(旅館)があったことが記載されている。大寧寺由緒書によると、俵山温泉のお湯は住吉明神によって授けられた湯であるとし、万病を救うと云われる薬師如来を祀った薬師寺、温泉守護寺として正福寺(嘉永の大火で焼失)、神として熊野権現(俵山八幡宮)が祀られている。

俵山の温泉街は毛利藩などからも厚い加護を受け、御茶家と呼ばれる殿様専用の湯治場などもあったが(現在の白猿の湯の上)、湯町全体が灰と化した嘉永の大火(1891年)、地権の主張を町民同士が争った湯床紛争(1900年)なども経験している。それでも、湯の質、美しい町並みを保つため、建物の構造、収容人数、料金などの均衡化を湯町全体で図り、二十八軒の湯宿で構成される任意組合として運営されていた。昭和三十九年一月に俵山温泉合名会社として法人化。

 

2.俵山温泉の魅力

俵山温泉の最大の魅力は、江戸時代から続く外湯の文化とその町並みにある。浴槽を広くすればその分客は入るが、泉質がどうしても落ちてしまう。湯宿を必要以上に増やさず、共存共栄の文化を守ってきたからこそ、今の俵山温泉が継承されている。また、俵山の魅力は温泉だけではなく、春の新緑、夏の蛍、秋の紅葉、冬の冬景色。鹿や猪、猿が生息する渓流や滝もあり、四季折々の風情を楽しむことができる。

俵山温泉には五つの源泉(正の湯、町の湯、川の湯、森の湯、古屋河内湯)があり、加水・加温・循環・塩素消毒なしの源泉掛け流しの贅沢なお湯を楽しむことができる。加えて、自然湧出であること、飲泉が可能であること、抗酸化力が高いこと(湯の鮮度が保たれる)も考えると、温泉大国日本においても、他に類を見ない大変貴重な温泉であることが言える。

生活習慣病をはじめとする様々な病気は、活性酸素が原因である。俵山温泉は、この活性酸素を無害化する高濃度の水素を含んでおり、抗酸化作用によって、万病の予防やアンチエイジング効果が期待できる。また昔から、リウマチや神経痛、慢性皮膚病などへの効能が知られており、その温泉の効能や入浴法などが科学的にも研究されており、国民保養温泉にも指定されている。

 

3.俵山温泉の特徴

○ 強アルカリ性泉質:アルカリの泉質は、細胞を活性化し、自然治癒力を高める。
○ 温泉の老化現象:温泉は湧出したときが最もアルカリ性が高く、3時間を経過すると徐々に弱くなり、1週間経過すると通常の水と同じ状態になる。
○ 入浴時間:入浴効果は10分を経過した頃から発揮され、15~20分前後が最高値となる。それ以上は、入浴しても効果は変わらない。好酸球減少率(温泉の効き目を測る尺度)の最高は4時間のため、連続した入浴は4~6時間の間を空けることが望ましい。
○ 町の湯:リウマチ、神経痛、神経衰弱、関節炎、半身不随、小児麻痺、筋肉痛、解熱、鎮痛、循環器系の疾患、抗炎症作用、高血圧。硫化水素含む
○ 白猿の湯:慢性皮膚病、火傷、切り傷
○ 飲泉:1回100ml〜200ml。空腹時、1日3-4回まで(町の湯)。胃、便秘、消化不良、子宮系に効果あり
○ 湯治:2~3週間が望ましい。1日1-2回(午前8-9時、午後5-6時)正しくは、尿が透明になったころが頃合い。湯治3日目以降、尿の色の変化に注意する。町の湯に入ると尿が褐色になるが、その後白猿の湯に入ると落ち着く。入浴すると、内臓の気管が活発になり、分泌物が尿や汗になって出てくる。

 

俵山温泉の課題

全盛期は年間70万人が訪れていた俵山温泉ですがが、現在では13万人前後に減少し、40軒を超えていた湯宿の数も17軒となっています。風情ある湯宿の看板が減り続けている理由として、湯治客の減少、後継者問題、建物の老朽化などがあります。旅未来では、地域、湯治客、行政、地元企業と一丸となり、俵山温泉を未来へと繋いでいきます。俵山温泉の未来を共に考えてくださる方は、たわらやまの旅と未来会議会員となっていただけますと幸いです。

【詳細準備中】
・後継者問題
・空き家問題
・空き旅館問題
・温泉街の景観維持
・持続可能な温泉の運営